一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第32回総会の結果を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.10.18 【情報源】環境省/2010.10.15 発表
環境省は、平成22年10月11日から14日にかけて、韓国・釜山において開催された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第32回総会の結果概要を取りまとめ公表した。公表によると、今回の会合においては、2014年の公表を予定している第5次評価報告書の統合報告書の構成や作成プロセスについて議論が行われ、[1]気候変動の観測とその原因、[2]将来の気候変動、影響、リスク、[3]適応策と緩和策、[4]社会システムの変革、[5]【ボックス】気候変動枠組条約第2条に関連する情報−−を取り上げることで合意した。また、8月30日に公表されたインターアカデミーカウンシル(IAC)によるIPCCのプロセスや手続きに関するレビュー報告書に関しは、IPCC評価報告書の作成プロセスやIPCCのガバナンス及びマネジメント、広報戦略について議論を行った。
同省では、今回の合意は、最新の科学的知見に基づく第5次評価報告書の策定に向けた確実な第一歩となるとともに、IAC勧告対する対処方針が明確になったことで、第5次評価報告書とIPCCの信頼性強化、IPCCのプロセスの透明性確保に向け重要なスタートを切ったとみている。【環境省】