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環境ニュース[国内]

環境省 微量PCBを含む廃棄物の焼却実証試験を福島県いわき市と富山県富山市で実施

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2011.01.20 【情報源】環境省/2011.01.18 発表

 環境省は、福島県いわき市の株式会社クレハ環境と富山県富山市の株式会社富山環境整備において「微量のPCBを含む廃棄物の焼却実証試験」を実施すると発表した。
 環境省では、微量のPCBを含む廃棄物の処理体制の整備を図るため平成17年度から、既存の産業廃棄物処理施設等において、焼却実証試験を行い、安全かつ確実に処理できることを確認してきている。
 微量のPCBを含む廃棄物の処理体制の検討に向け、処理の安全性及び確実性を確認する観点から、焼却実証試験を引き続き行うこととしており、関係自治体である福島県いわき市及び富山県富山市並びに株式会社クレハ環境及び株式会社富山環境整備の協力を得て、焼却実証試験を実施することにしたもの。
 今回の試験は、株式会社クレハ環境では、平成23年1月24日〜1月26日に微量のPCBを含む廃棄物汚泥、廃活性炭、防護具等)を焼却し、処理後の燃え殻、排ガス中のPCB濃度等を分析することにより、これが適正に処理されていることを確認する。焼却は、燃焼ガスを1,100℃以上の温度に保ちつつ、2秒以上滞留させて行う。
 また、株式会社富山環境整備では、平成23年1月26日〜1月28日に微量のPCBを含む廃棄物(抜油後の変圧器、廃活性炭、防護具)を焼却し、処理後の変圧器、燃え殻、排ガス中のPCB濃度等を分析することにより、これが適正に処理されていることを確認する。焼却は、燃焼ガスを1,100℃以上の温度に保ちつつ、2秒以上滞留させて行う。
 なお、環境省では、平成18年3月から平成22年3月にかけて、微量のPCBを含む廃棄物を試験試料として用いた焼却実証試験を13箇所の施設で合計23回実施し、いずれも試験試料が安全かつ確実に処理されたことを確認している。【環境省】

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