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環境ニュース[海外]

遺伝子組換生物による損害に関する生物多様性条約クアラルンプール補足議定書、署名のため開放

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2011.03.22 【情報源】その他/2011.03.07 発表

 2011年3月7日、生物多様性条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書の「責任及び救済についての名古屋・クアラルンプール補足議定書」が署名のために開放された。この補足議定書は、同条約カルタヘナ議定書27条の方針に沿い、遺伝子組み換え生物(LMO)による損害発生時の責任と救済についての国際ルールと手続きを定め、それによって生物多様性の保全と持続可能な利用に寄与することを目的とするもの。具体的には、LMOの国際移動によって生物多様性への損害、またはその恐れが生じた場合、政府がそのLMOの運用者に対して適切な対策をとるよう要求し、場合によっては政府が必要な対策をとって運用者に償還請求をすることを規定する。カルタヘナ議定書締約国会議議長代理の村上氏は、「この議定書は生物多様性に関する世界的な問題に対処するための価値あるツールになる」と期待を表明した。この補足議定書は、数年間の交渉を経て2010年10月15日に名古屋で採択されたもので、40番目の批准書等が寄託されてから90日後に発効することになっている。【生物多様性条約事務局(CBD)】

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