知床五湖利用調整地区の国有地　財務省から環境省に移管

【自然環境 自然公園】 【掲載日】2011.04.11 【情報源】環境省／2011.04.07 発表

　環境省北海道地方環境事務所は、知床五湖利用調整地区（56.4ha）の土地の一部（国有地約39.6ha）を含む約65.5haについて、国有地の管理者である財務省北海道財務局から環境省に管理が移ったと発表。
　環境省では、この事により、知床五湖の国有地については、土地の管理と利用のコントロールの両面から知床五湖を「知床五湖利用のあり方協議会※」の下で管理することができるようになり、より一層知床五湖における適正利用が推進されることになると期待している。
　なお、「知床五湖利用のあり方協議会」では、知床五湖の地上遊歩道における、植生保護やヒグマとのあつれき解消を図る観点から、自然公園法に基づく利用調整地区を導入し、利用のコントロールを平成23年度から実施することとしている。

※環境省、北海道、斜里町の3行政機関、同地区の公園管理団体、エコツーリズム推進団体、観光事業者、ガイド事業者、住民団体等、同地区の関係者が、円滑な実施協力に向けた合意形成を図るために、具体的な利用調整の計画等を検討し協議を行うために設置された協議会

【環境省】