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環境ニュース[国内]

和歌山県、EV普及拡大を目指して充電ネットワーク構築への新たな取り組みを開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.09.08 【情報源】地方自治体/2011.09.06 発表

 和歌山県は、電気自動車(EV)の普及拡大を目指し、EV充電ネットワークの構築に向けた新たな取り組みを始めた。県内の拠点となる地域に公共の急速充電器設置を進め、同時に一般に開放する充電設備を設置するための補助制度を創設する。これらの充電器と自動車販売店に設けられた充電器を合わせ、「わかやま電気自動車充電ネットワーク」として展開する。

 地域の公共急速充電器設置は、市町村への補助事業として実施し、2011年度末までに完了する。設置する施設は、道の駅紀の川万葉の里(かつらぎ町)、高野町役場(高野町)、駅前多目的広場(湯浅町)、世界遺産熊野本宮館(田辺市)、道の駅椿はなの湯(白浜町)、紀州なぎさの駅水門まつり(串本町)、道の駅なち(那智勝浦町)──の7カ所で、道の駅なちは出力40kW、他は20kWの充電器を1基、設ける。

 充電設備の一般への補助は、電力会社、自動車販売会社を除く法人と個人事業者が対象。一般に開放する際、当面の間は利用者に負担を求めないことが条件となる。急速充電器は、国庫補助金相当額を控除した額の2分の1以内、普通充電器は同3分の1以内を補助する。上限はそれぞれ425万円、25万円。急速充電器1基程度、普通充電器10基程度を見込んでいる。

 学校、医療法人など公益事業者へのEV購入補助金も実施する。車両本体価格から国庫補助金相当額などを控除した額の3分の2以内を補助する仕組みで、7台程度を予定する。EVであることが分かるよう、車体の左右にラッピングすることが条件。同県は、充電ネットワークを構築することで、航続距離が短いEVの弱点をカバーするとともにEVの認知度を高め、普及を図る考えだ。【和歌山県】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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