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環境ニュース[国内]

ソニー、米国テキサス州で実施のスマートグリット実証プロジェクトに参加

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2011.10.07 【情報源】企業/2011.10.03 発表

 ソニーは、米国・テキサス州で実施されるスマートグリット(次世代送電網)実証プロジェクトに参加する。テレビ用のインターネット接続機器を家庭に導入してホームエナジーマネージメントシステム(HEMS)を構築し、実用化に向けて検証する。実験は2012年3月から2年間(最大5年間)を予定している。電力供給側の利便性に加え、利用者が恩恵を受けられるような付加価値の提供を目指す。

 プロジェクトは「ピーカン・ストリート・スマート・グリッド実証プロジェクト」の名で、最大500軒の家庭を対象に同州のオースチンで行う。家庭に設置したスマートメーター(次世代電力量計)をネットワークに接続し、電力状況をリアルタイムに把握して発送電を効率化するスマートグリッドを実証する。供給側の視点に加え、利用者の利便性を高めることを目的にしている。

 実験では、各家庭がリビングでテレビを見る感覚でエネルギーマネジメントのポータルサイトを閲覧し、システムに参加する。サイトでゲームを配布するなどアクセスを楽しくするサービスを目指す。独自技術で電力のピークや余剰時間帯を予測し、余剰時間帯にバッテリー、電気自動車を充電するとともに、ピーク時にバッテリーを使用して電力供給の負荷を抑制する。

 将来は、サイトでの広告展開によって、利用者の経済的負担をかけることなく運営するシステムを検討するほか、ネットワーク経由でコントロールできるサーモスタットを各家庭に入れ、ピーク時間帯に空調を制御する仕組みの構築も視野に入れている。ソニーは実証実験を通して、利用者が楽しみながら環境負荷を低減できるスマートグリットのビジネスモデルを探っていく。【ソニー(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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