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環境ニュース[国内]

JX日鉱日石エネルギー、震災で停止した仙台製油所が再開、今後メガソーラー検討

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.03.12 【情報源】企業/2012.03.09 発表

 JX日鉱日石エネルギーは、東日本大震災の揺れと津波の影響で生産を停止していた仙台製油所(仙台市宮城野区)で、本格的に生産を再開した。今後、事務所棟に新たなエネルギーシステムを導入して省エネと環境負荷の低減を図る。製油所内でのメガソーラー(大規模発電所)建設も検討する。

 仙台製油所は1日14万5000バレルの原油処理能力があり、1971年に操業を始めた。2011年3月11日の震災で被災して稼働を停止した後、5月に暫定出荷設備で一部製品の陸上出荷を再開し、9〜10月に冬場の供給に向けて出荷設備を増やしたり備蓄を増強。2012年1月に装置の試運転を開始し、3月9日に本格的な生産再開にこぎ着けた。

 今後は、本館の事務所棟に太陽光発電設備、燃料電池、蓄電池といった新エネルギーシステムを設置し、通常時の省エネとCO2排出量の削減を進めるほか、停電が発生した際、防災拠点としての事務所機能を維持する。さらに、製油所の中に1MW(1000kW)クラスの大規模太陽光発電設備を建設することも検討していく。

 震災では建物の1階部分にあった制御システムや電気設備が津波で水没し、復旧の大きな妨げになったことから、重要な制御システムや電気設備を上層階に移すと同時に、建物の水密性も高めた。今回、仙台製油所が再開したことで、JX日鉱日石エネルギーグループの全製油所が、震災以前の生産体制に戻った。【JX日鉱日石エネルギー(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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