オンワード樫山、キャンペーンで回収した衣料から生産した毛布をモンゴルに寄贈

【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.06.06 【情報源】企業／2012.06.04 発表

　オンワード樫山は、不要になった自社の衣料品を百貨店の店頭で引き取る今春のキャンペーンで回収した中の一部からリサイクル毛布を生産し、日本赤十字社を通じてモンゴルに寄贈する。大寒波による雪害に見舞われ、生活の糧の家畜を失って都市部に流入した遊牧民の生活困窮者や、寄宿舎で生活する貧困世帯の子供に向け、9月初めに届ける。

　寄贈するリサイクル毛布は2000枚。今春の回収キャンペーンで集まった衣料品を活用して作る。オンワード樫山は2009年春から「オンワード・グリーン・キャンペーン」と名付け、毎年春と秋に全国の百貨店で引き取りサービスを展開している。7回目となる今春は21店舗で実施し、春のキャンペーン最多の2万1622人から11万2201点が寄せられた。

　毎回、引き取った衣料品はリサイクル・リユースし、一部からリサイクル毛布と軍手を生産して世界各地を支援する社会貢献活動に活用している。今回はリサイクル毛布2000枚と、軍手5万組を作る。これまでにバングラデシュやカザフスタンの難民キャンプ、中国の四川大震災や日本の東日本大震災被災地に毛布を寄贈。5回目としてモンゴルに贈る。

　オンワードは、「この地球（ほし）を想う。この服をまとう」をコンセプトに、環境経営を重点課題の1つに掲げて推進。その一環で春と秋に定期的に回収キャンペーンを開催している。リサイクル・リユースによって廃棄物ゼロを目指し、衣料品のリサイクル率向上につなげる。第1回からの累計参加者は12万8393人、累計回収点数は66万4733点に達した。【（株）オンワード樫山】