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環境ニュース[国内]

イギリス、家庭での電力使用実態調査で想定外の電力使用が判明

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.07.11 【情報源】/2012.06.26 発表

 イギリスの環境・食糧・農村地域省、エネルギー・気候変動省(DECC)、省エネルギートラスト(EST)は、日常的な国内の電力使用に注目し、リアルタイムに実生活での電力を測定・モニタリングする国内初の調査「Powering the Nation」(家庭の電力使用実態調査)を実施した。この調査では、持家に住む251世帯にモニタリングシステムを設置し、そこから得られたデータを集計して、どの家電製品がいつ、どのくらい使用され、その電力使用量はどれくらいかを分析。その結果、コンピューターやテレビなどの家電製品の待機電力が多いこと、テレビの視聴時間が長いことが明らかになり、想定以上に電力使用量が多いことが分かった。バーカーDECC大臣は、「家庭での賢明なエネルギー利用は、炭素削減だけでなくコスト削減にもなる。この調査から、エネルギー効率の良い家電製品が必要であることが示され、どの製品が電力需要のピーク時に電気を使っているかもわかった。こうした知見は、家庭でのエネルギー需要を理解し管理するのに役立つ」と述べた。イギリス政府はEUと協力して、販売するすべての新規家電製品にグリーン・エネルギー・ラベルを表示し、その製品のエネルギー消費量や性能について明確な情報を消費者に提供するとしている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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