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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、藻類によるバイオ燃料製造等に環境賞を授与

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.08.30 【情報源】/2012.08.14 発表

 アメリカ環境保護庁の南西部太平洋沿岸地域事務所は、藻類を用いたバイオ燃料生産に関する先進的取組などに対し同地域環境賞の授与を決定した。この賞は、アメリカ南西部太平洋沿岸地域(カリフォルニア、アリゾナ、ネバダ、ハワイの各州、太平洋の諸島等)の環境に大きな貢献を行った取組を顕彰するため毎年実施されており、今年も企業や自治体、部族、メディア、環境団体等の候補の中から受賞者が選定された。
 2012年の受賞者のうちクリーン技術部門で受賞したのは、ハワイに本拠をおくKuehnle AgroSystems社。石油の代替として用いられるバイオ燃料の原料は、通常広い農地で栽培されるが、藻類を用いる場合は産業施設内で高密度・効率的に生産できる。同社は、バイオ燃料用の藻類を連続的に培養するシステムを開発した。このシステムに石油精製所が排出するCO2と廃水を送って藻類の生長を加速し、CO2排出削減も実証した。ハワイのシェブロン石油精製所に建設されたプロジェクトでは、2011年11月、アメリカではじめて、石油精製工程で排出される産業CO2藻類培養施設とを結びつけた。EPA同地域事務所長は、「この取組は、ハワイのエネルギー自立を促し、同時に大気、水、土地の質を守るもの」と称賛した。【アメリカ環境保護庁】

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