一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

日本コカ・コーラ、「ピークシフト自販機」を2013年1月から年内に2万5000台設置

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.11.21 【情報源】企業/2012.11.19 発表

 日本コカ・コーラは、電力消費がピークとなる夏の日中に冷却用の電力を使わないことで消費電力を大幅に削減する飲料製品用の「ピークシフト自販機」を2013年1月から全国に導入する。同年内に2万5000台の設置を目指す。今夏に猛暑地で実施した実証試験で効果を確認した。夏だけでなく、冬の加熱でもヒーターの消費電力を削減する。
 ピークシフト自販機は富士電機と共同開発した。冷却のための電力使用を日中から余裕のある夜間にシフトして冷却し、日中は冷却を停止したまま最長16時間、冷えた製品の販売を可能にする。7月から2カ月間、猛暑で知られる埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市周辺で6台ずつ実地テストを行い、日中の消費電力を95%削減できることを検証した。
 製品全体の冷却、断熱効果、気密性向上の3点が特長となる。従来は販売状況に合わせて一部のみ冷却し、冷却を長時間止めると内部の温度が少しずつ上昇していたが、ピークシフト自販機は収容製品の全てを夜間に冷却し、保冷機能を高めて温度上昇を抑える。同時に、従来の10倍の性能を持つ断熱材を採用。扉の気密性を高める改良も施した。
 夏の日中に冷却用電力をゼロにすることを狙いに断熱性と気密性を高めた結果、冬に一部製品を加熱するヒーターの消費電力も従来型より20%低減。冷却に使う分と合わせて68%の消費電力を削減する。日本コカ・コーラは、東日本大震災後に輪番で冷却を停止してきたが、電力不足への継続的な対応としてピークシフト自販機を全国に設置する。【日本コカ・コーラ(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク