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環境ニュース[国内]

日立製作所、三重県の風力発電所向けに国内最大級の2MW発電システム40基を受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.01.09 【情報源】企業/2012.12.25 発表

 日立製作所は、三重県津市と伊賀市にまたがる大規模風力発電所の増設向けに、国内最大級となる2MW(2000kW)の発電システム40基、計80MW(8万kW)分を受注した。発電所は、風力発電事業会社の青山高原ウインドファーム(津市)が運営し、現在20基、計15MW(1万5000kW)が設置されている。増設によって設備容量で日本トップとなる。
 日立は造成工事から設計・製造・据え付けまでを受注した。受注した40基は、2016年3月に18基、2017年3月に22基が運転を始める予定となっている。システムは、羽根が風車の風下側にあるダウンウィンド方式を採用した「HTW2.0-80」で、基礎工事のコストが低減できることと、丘陵地など風が吹き上げる地域で発電効率に優れる特長がある。
 HTW2.0-80は、環境負荷低減に配慮した製品・サービスを表彰する「第9回エコプロダクツ大賞」(2012年)の「エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞」を受賞した。日立は、富士重工業から風力発電システムの事業譲渡が2012年7月に完了。日立事業所埠頭工場(茨城県日立市)で開発・製造を始め、2MWの発電システム約110基を受注している。
 日立は今回の受注を弾みに風力発電システムの営業を強化し、2015年度に国内トップシェアを目指す。青山高原ウインドファームは、中部電力グループのシーテックと津市、伊賀市が出資している。増設で設備容量は95MW(9万5000kW)に拡大する。増設で一般家庭約4万4000世帯の電力を賄うことができ、CO2削減効果は年間約7万4000tとなる。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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