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環境ニュース[国内]

アズビル、一戸建て住宅用全館空調システムに関する「空気と暮らしの研究所」開設

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2013.01.22 【情報源】企業/2013.01.18 発表

 アズビルは、一戸建て住宅用の全館空調システム「きくばり」に関する研究を実施する「空気と暮らしの研究所所azbil(アズビル)ハウス」を、神奈川県藤沢市の研究開発拠点、藤沢テクノセンターに1月17日開設した。同じ仕様で建てた43坪(約142m2)の2棟の2階建て住宅を使い、快適性や経済性を調べる。省エネの研究も手掛ける。
 きくばりは、家中の冷暖房と換気を1台の空調機で賄うシステムで、各部屋のほか、廊下やトイレなども居室と温度差のない環境にする。間仕切りの少ない開放的な間取りが可能になるうえ、急激な温度変化に伴って血圧が上下して体に負担を与えるヒートショックの危険を低減する。電子式エアクリーナーによる高い空気清浄機能も備える。
 空気と暮らしの研究所azbilハウスでは、2棟の住宅のうち1棟にきくばりを導入し、もう1棟には5台のルームエアコンを設置。それぞれの運転状況や快適性、経済性をリアルタイムに比べて体感できるようにした。空調の新技術開発の比較実験や、住宅用エネルギー管理システム(HEMS)での省エネ、快適に住む方法などの研究を進める。
 2棟の住宅は、きくばりの設置を検討する顧客向けのモデルハウスとしても活用し、きくばり導入の利点をアピールする。アズビルは、商業用ビルの空調システムで省エネと快適性を実現した実績を基に、1996年からきくばりの事業を展開。これまでに4500棟以上に納入した。空気と暮らしの研究所azbilハウスでさらに技術向上を図る。【アズビル(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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