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環境ニュース[国内]

三菱重工業、ギア式に代えて油圧式を採用した大型風力発電設備の試験運転を開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.01.30 【情報源】企業/2013.01.24 発表

 三菱重工業は、従来のギア式に代えて油圧式の動力伝達システムを採用した大型風力発電設備の試験運転を横浜製作所(横浜市金沢区)で始めた。世界で初めてという。独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受け、2011年9月から取り組んできた洋上風車用新型油圧ドライブトレインの開発の一環で、油圧方式によって風車の大型化やコスト削減が可能になる。試験運転に続き、英国で陸上に出力7000kWの実証機を据え付けて8月から実証運転し、2015年の市場投入を目指す。
 横浜製作所で稼働していた出力1500kWの風力発電設備で、風力を電力に変換する装置(ナセル)をギア式から油圧式に交換した。具体的には、風を受けた羽根(ブレード)の回転速度(1分間に15回転)を、発電機の回転速度(1分間に1000回転)にまで高めるギア式増速機に代えて、デジタル可変制御式の油圧ドライブトレインを採用した。
 油圧方式にすることで、大型化の課題になっていた増速機や電力変換装置が不要になるうえ、汎用性の高い油圧機器および材料や、比較的安価な同期発電機などでシステムを構成でき、コスト競争力を高めることができる。油圧方式の動力伝達システムは、2010年に買収した英国ベンチャー企業の油圧デジタル制御技術を基に開発した。
 試験運転を踏まえて7000kW級の新型洋上風力発電設備の開発を急ぎ、英国の陸上で予定する実証運転や、三菱重工をはじめとした共同企業体が福島県沖で計画する浮体式洋上ウィンドファーム(大規模風力発電所)実証研究事業(2014年秋)への対応を進める。三菱重工は世界で4000基以上、41万2400kW規模の風力発電設備の納入実績がある。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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