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環境ニュース[国内]

東京ガス、中小施設の電気・ガス設備を制御して省エネ・節電を支援するBEMSを開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.11.15 【情報源】企業/2012.11.13 発表

 東京ガスは、中小規模施設の電気設備とガス設備の運転を最適に制御して省エネ・節電を支援するBEMS(ビルエネルギー管理システム)を開発した。試験運用の後、2013年度中にサービスを始める。天気予報やエネルギー使用実績から1時間ごとの電気とガスの使用量を予測して「見える化」する機能もある。電気に加えてガス設備を対象にしたことが特長となる。
 「楽省BEMS(らくしょうベムス)」と名付けた。床面積5000m2〜2万m2の施設向けで、空調、照明、換気などの電気設備と、ガスヒートポンプ、コージェネレーション熱電併給)システムなどのガス設備の運転を自動的に最適制御する。電力需要を監視してピークカットしたり各設備を自動制御で高度に管理して省エネを図り、光熱費を約10%以上削減する。
 電力メーターとガスメーターに計測器を取り付け、室内に温湿度センサー、CO2濃度センサーを設置。空調、照明、換気などの設備には状態監視と運転制御を行う装置をつなぐ。 得られた計測データと設備の状態を集約して東京ガスのサーバーに送られ、それを基に東京ガスが最適な制御内容をコントローラーに送信し、設備の運転を制御する仕組み。
 「見える化」では、タブレット端末に専用アプリ(ソフト)を入れることでエネルギーの使用量や予測量が確認でき、設備の操作や運転管理が可能。 複数の建物のエネルギー使用量や設備運転状況を「見える化」して一括管理することもできる。楽省BEMSは、2020年までの経営計画で掲げた「エネルギーを賢く使う『スマート化』の推進」の一環として開発した。【東京ガス(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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