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環境ニュース[国内]

東芝、米国のデマンドレスポンス関連会社買収、電力安定運用ソリューションを強化

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.02.12 【情報源】企業/2013.02.07 発表

 東芝は、デマンドレスポンス(需要応答)向けソフト開発、関連機器・サービス事業を行う米国の会社、コンサート(テキサス州)を買収し、100%子会社にした。スマートグリッド(次世代送電網)事業にデマンドレスポンス加えることで、電力安定運用のためのソリューションを一貫して提供できるようになり、米国で事業強化を図る。
 デマンドレスポンスは、電力会社からの要請で電気使用を抑制したり別の時間帯にシフトして電力需給のバランスを保つ方法。コンサートは電力会社にデマンドレスポンスシステムを提供している。このシステムを使うと、家庭内で快適さを維持しながら電力消費が多い空調や温水ヒーターなどを遠隔制御し、ピーク時の負荷を抑制できる。
 米国で電力供給の安定化を目的に、スマートメーター(次世代電力量計)と合わせ、ピークカットやピークシフトを実現するデマンドレスポンスなどによる最適な電力管理技術が求められる中、コンサートは既にデマンドレスポンスシステムの採用実績があるうえ、北米10カ所で試行プログラムを実施している。今後全米での展開も計画する。
 東芝は、グループ会社を通じて米国で管理システムを含むスマートメーター事業を展開しているほか、配電自動化、電力網の監視制御システム、蓄電池などに強みがあり、これらスマートグリッド事業にコンサートのデマンドレスポンスソリューションを追加。電力安定運用ソリューションの一括提供を可能にして米国で事業拡大を目指す。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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