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環境ニュース[国内]

日本製紙、独自の技術を活用した苗木を静岡県「日本の桜の郷づくり」の植樹に提供

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.03.08 【情報源】企業/2013.03.05 発表

 日本製紙は、独自に開発した「容器内挿し木」と呼ぶ技術を活用して育てた桜の苗木を、静岡県が進める桜の植樹活動「日本の桜の郷づくり」に協力して提供した。五所桜(ゴショザクラ)をはじめ7品種10本の苗木が、富士市の市立富士第二小学校で3月5日に開かれた植樹式で植えられた。
 容器内挿し木技術は、特殊な培養室と培養容器でさまざまな光の波長、十分な水分、大気中の2〜3倍の炭酸ガスなど光合成が旺盛になる環境をつくり、温度や湿度を最適な状態に保ち、光合成能力を最大限に引き出して発根を促す。従来は挿し木で根が出なかった植物でも根が出るようになる。
 日本製紙は容器内挿し木技術を活用し、由緒があったり花の色が珍しい種類など260種類の桜を保有する国立遺伝学研究所(静岡県三島市)の貴重な遺伝資源を伝えるため、2006年から後継木を育成している。これまでに静岡県内の学校、寺社、公園など49カ所に83種、計134本が植栽された。
 容器内挿し木技術では挿し木増殖が困難な植物を増やすことにも成功し、日本製紙は技術を生かして事業を展開する。日本の桜の郷づくりは、富士山麓を桜の名所にすることを狙いに2009年に静岡県が策定した「桜で彩る富士の景観づくり構想」の一環。富士第二小では児童らが丁寧に植栽した。 【日本製紙(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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