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環境ニュース[国内]

2010年度の水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリー まとまる

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2013.03.22 【情報源】環境省/2013.03.21 発表

 環境省は、平成25年3月21日、2010年度ベースの水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリーを公表した。
 公表によると、2010年度ベースの水銀マテリアルフローの主な流れとしては、[1] 原燃料等に含まれて国内利用等に供される量が85トン(輸入原燃料中に含まれる水銀:73トン、国内で生産される原燃料中に含まれる水銀:6.5トン、海外から輸入される製品等に含まれる水銀:5トン)、[2] 輸出等により国外へ移動する量が75トン、[3] 環境への排出18〜23トン(大気への排出量17〜22トン、公共用水域への放出量が0.3トン、土壌への放出量が0.45トン)、[4] 最終処分量が11〜24トンであった。本マテリアルフローの見かけ上、[2]国外への移動量(75トン)、[3]環境中への排出量(18〜23トン)及び[4]最終処分量(11〜24トン)の合計(104〜122トン)が[1]国内利用等に供される量(85トン)より19〜37トン多かった。これについて環境省では、何らかの形で保有されていた水銀が回収されて輸出されたか、環境へ排出されたか、あるいは最終処分されたのではないかとみている。【環境省】

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