国連環境計画、「トリップアドバイザー」のエコリーダープログラムを支援

【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2013.05.10 【情報源】国連／2013.04.22 発表

　国連環境計画（UNEP）は、世界最大の旅行サイトである「トリップアドバイザー」が、環境に優しい宿泊施設を認定する「エコリーダー」（TripAdvisor GreenLeaders）プログラムを開始すると発表した。このプログラムでは、アメリカのホテルや民宿の環境活動を総合的に評価し、基準を満たした施設をエコリーダーとして認定する。タオルの再利用やリサイクル、堆肥化から、太陽光パネル、電気自動車充電設備、グリーンルーフまでホテルのさまざまな環境活動が評価され、活動内容に応じて4つのレベル（プラチナ、金、銀、銅）のいずれかが与えられる。認定されると、環境に配慮する旅行者がホテルを選べるよう、「トリップアドバイザー」サイトのホテルのリスト上に大きく表示される。トリップアドバイザーの調査によると、旅行者の79％は、環境活動を実践しているホテルを重視しているといい、こうした旅行者が求める情報を提供することにもなる。
　このプログラムは、トリップアドバイザーがアメリカ環境保護庁エネルギースター・プログラム、アメリカグリーンビルディング評議会、およびUNEPとの協力により計画した。プログラム開始段階で、世界的ホテルチェーンや独立系ホテルを含め1000以上の宿泊施設が登録されている。
　エコリーダーの基準に達しないホテルで、トリップアドバイザーの定める7つの最低条件を満たすものは、「トリップアドバイザー・グリーンパートナー」の認定を受けられる。【国連環境計画】