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環境ニュース[国内]

大日本印刷、O2Oの仕組みを活用したピーク シフトを実証実験、外出を促して節電

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.05.24 【情報源】企業/2013.05.21 発表

 大日本印刷(DNP)は、オンラインと現実の世界を結ぶO2O(オンライン・ツー・オフライン)の仕組みを活用した電力ピークシフトの実証実験を7月から約1年間実施する。東京電力系でマンションサービスのファミリーネット・ジャパン(FNJ)と行う。タブレット端末にクーポンなどを配信し、電力需要が最大になる時間の外出を促して節電を図る。
 FNJはマンションエネルギー管理システム(MEMS)の事業者(アグリゲータ)で、サービスを導入したマンションの入居者からモニターを募り、200世帯にタブレット端末を無償で配布。端末に搭載した電力量状況確認アプリが、需要ひっ迫が予想される時に商業施設の割引クーポンやお買い得情報を受信し、入居者の外出を誘ってピークを抑える。
 需給ひっ迫が見込まれる前日に、節電を求めるメッセージとクーポンを配信。入居者(モニター)は外出して受信したクーポンなどを利用する仕組みとなる。電力使用状況の分析結果から作成した節電アドバイスも定期的に送る。実証実験期間は7月1日〜2014年6月30日。DNPとFNJは実験を基に、MEMSとO2Oを組み合わせた新しいサービスにつなげる。
 FNJは、電力需要がひっ迫しているだけの理由では外出の動機付けとして弱いと考え、マンション入居者に買い物に出掛ける利点を提供して外出を促す実験を企画。さまざまな企業と連携してO2Oサービスを展開するDNPとともに実証することにした。商業施設は安売り情報などを通して集客が可能になり、入居者は楽しみながら節電と節約ができる。【大日本印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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