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環境ニュース[国内]

カゴメ、植物工場開発・運営を手掛ける農業 ビジネスベンチャーに出資、相互に連携

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.05.30 【情報源】企業/2013.05.27 発表

 カゴメは、植物工場開発・運営を手掛ける農業ビジネスベンチャーのグランパ(横浜市中区)に出資し、相互に連携していくことで同社と5月24日合意した。カゴメが生鮮トマト事業で確立した大規模施設園芸の栽培技術と、グランパが持つ植物工場のノウハウを融合し、植物工場での収穫量の増加や生育品目拡大、期間短縮を目指す。
 カゴメはグランパに3億100万円を出資して33.4%の出資比率を確保する。グランパの資本金は9億100万円となる。グランパは独自開発したドーム型の植物工場「グランパドーム」を展開。グランパドームは円形の水槽の内側に植えた野菜の苗が、成長に合わせて自動的に外側に送り出される仕組みで、葉菜類の高効率生産が可能になる。
 カゴメはグランパと、両社が保有する栽培技術の情報を共有し、グランパドームの環境制御を高度にして単位収量を増やすと同時に、育てる野菜の種類拡大や栽培期間の短縮を推進。生産する野菜の原価低減と、売り上げの増加を図る。カゴメが持つ需給調整機能の活用で効率的な受発注の仕組みを作り、販売ロスの削減にもつなげる。
 カゴメは大規模施設園芸で生鮮トマト事業を実施し、2012年度には過去最高となる売上高89億円を記録した。4月には農業の新しい価値と事業を開発する「農カンパニー」を立ち上げ、事業展開に取り組んでいる。グランパは2004年の設立。従業員は21人で2012年度の売上高は13億円。日立製作所も1億円を出資することで合意している。【カゴメ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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