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環境ニュース[国内]

東芝、阪急電鉄の新型車両向けに電気品を受注 従来比で約50%の省エネ効果を実現

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.06.10 【情報源】企業/2013.06.06 発表

 東芝は、阪急電鉄の新型車両向けに電気品一式を受注した。全閉型永久磁石同期電動機(全閉PMSM)と呼ぶモーターと、新開発の4in1VVVFの名のインバーター装置を組み合わせた駆動システムなどとなり、走行時の消費電力を削減する。独自の制御方法で回生電力量を増やすことで従来と比べて約50%の省エネ効果を実現する。
 新型式車1000系車両用の全閉PMSM、4in1VVVFインバーター装置の駆動システムと、車内案内表示器などの車両情報統合システム、補助電源システム、新型式車1300系車両の車両情報統合システムを受注した。2012年9月に全閉PMSMと4in1VVVFインバーター装置を試験搭載したところ、約50%の省エネを実証できたことが評価された。
 4in1VVVFインバーター装置は、1台の冷却器に4つのインバーター回路を配置した4in1インバーターユニットを2台搭載する。1台のVVVFインバーター装置で8台の全閉PMSMが駆動でき、電力供給を受けて走行する際の消費電力量を削減する。併せて主モーターを発電機にして発生した電力を電車線に返す回生ブレーキを独自制御で増やす。
 走行時の消費電力量削減と回生電力量の増加などで車両全体の省エネを図る。車両情報統合システムは大画面の液晶ディスプレーを表示器に採用する。画面を分割して動画と運行案内を同時に表示し、用途に合わせて分割できる。補助電源システムは故障時に空調を維持する。1000系は通勤車両として神戸・宝塚線で今秋以降に運用を始める。【ローム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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