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環境ニュース[国内]

JR東日本、3種の通勤形車両新造、車内照明をLED化して消費電力削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.07.05 【情報源】企業/2013.07.02 発表

 JR東日本は、3種の通勤形車両を新造する。それぞれ首都圏、新潟地区、仙台地区向けとなり、いずれも車内照明をLED(発光ダイオード)にすることなどで消費電力を削減する。首都圏は南武線に、新潟は上越線、信越本線、羽越本線などに2014年度から順次導入する。仙台は仙石線・東北本線接続線開業の2015年に同線などで運転を始める。
 南武線用は、「E233系」と呼ぶ通勤形車両の6両編成を35編成(210両)造る。従来の「205系」車両から定員を約1割増やして混雑を緩和する。車内の照明をすべてLEDにして、蛍光灯の約6割の消費電力に抑える。205系車両と比較して約7割の消費電力で走行できる。E233系は2006年度以降、中央快速線、京浜東北線、埼京線などに投入している。
 新潟地区向けは「E129系」一般形車両の2両編成を30編成(60両)と、4両編成を25編成(100両)新造する。これも定員を従来の「115系」車両から1.5割増やすとともに、車内照明のすべてをLEDにする。LEDで照明の消費電力量は従来の蛍光灯の約6割に減り、走行時の消費電力量は115系の約半分になる。E233系をベースに耐寒耐雪構造にする。
 仙台地区は「HB-E210系」ディーゼルハイブリッド車両の2両編成を8編成(16両)造る。ディーゼルエンジン発電機と蓄電池を組み合わせて走行し、ブレーキ時の回生エネルギーも活用する。燃料消費量が減るほか、排ガス中の窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)排出量を約6割低減する。LEDの車内照明で蛍光灯の約6割の消費電力量に抑える。【東日本旅客鉄道(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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