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環境ニュース[国内]

ホンダ、燃料電池車の普及に向け次世代型燃料電池システムの共同開発で米GMと合意

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.07.05 【情報源】企業/2013.07.02 発表

 ホンダは、燃料電池車(FCV)の普及に向け、次世代型燃料電池システムと、燃料になる水素貯蔵システムを共同開発することで米ゼネラルモーターズ(GM)と合意、長期的な提携契約を結んだ。2020年ごろの実用化を目指す。両社が保有する燃料電池技術を共有することでシステム開発コストを下げ、規模を生かして一層のコストダウンを図る。
 ホンダとGMは提携に基づき、小型・軽量で高い性能を持つ低コストの燃料電池システムと水素貯蔵システムの開発を推進する。同時に、FCVに水素を供給する水素ステーションの整備や規格化、標準化などの取り組みを共同で進め、政府関係や関連産業に働き掛けをしていく。両社は2002〜2012年の燃料電池に関する米国特許数で1、2位になっている。
 ホンダは2002年に日本と米国でFCVのリース展開を始めた。これまでに現行のFCV「FCXクラリティ」と合わせて85台を販売し、走行データを蓄積してきた。米国では一般ユーザーにリースして、実生活での使い勝手のデータも集めた。ホンダは、FCXクラリティの後継となる新型FCVを日本、米国、欧州で2015年に発売することを提携前から決めている。
 FCVは水素を酸素と化学反応させて発電し、モーターを駆動させて走行する仕組みで、走行時に水しか排出しない。究極の環境対応車と言われる。トヨタ自動車がドイツBMWと、日産自動車はフランスルノー、ドイツダイムラー、米フォードと燃料電池システムを共同開発している。今回ホンダとGMが組んだことによって今後、世界3陣営の争いになる。 【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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