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環境ニュース[国内]

大和ハウス、太陽熱・地中熱利用給湯システムを導入した介護施設実証実験開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.10.03 【情報源】環境省/2013.09.30 発表

 大和ハウス工業は、太陽熱と地中熱を効率的に利用する給湯システムを導入した次世代の環境配慮型介護施設「D's SMART SILVER(ディーズスマートシルバー)」の実証実験を、甲府市のデイサービスセンターで10月1日に始めた。給湯のCO2排出量を大幅に削減する。2020年までに法人向け建築物のCO2排出量ゼロを目指すプロジェクトの一環となる。
 一般的なデイサービスでは利用者の入浴が毎日あり、施設に占める給湯エネルギーの使用割合が非常に高くなっていることから、独自技術の太陽熱・地中熱利用給湯システムを採用した。晴天時は太陽熱で作った温水を給湯に利用し、低日射や夜間では地中熱ヒートポンプに切り替える。
 実証実験するデイサービスセンターでは、太陽熱・地中熱利用給湯システムによって、夏など日射量の多い日は施設で使うほぼすべてのお湯を賄え、1990年当時の建築物と比べて給湯エネルギーを年間で約70%削減できる。さらにエネルギー管理システムで太陽熱の取得熱量、水使用量、空調や照明の電力使用量などを「見える化」して省エネ意識を高める。
 高断熱・高気密外壁やLow-E(低放射)ガラスを採用して遮熱・断熱性能を高めたほか、全館LED(発光ダイオード)照明や人感センサーで省エネを図り、1990年の建築物と比較してCO2排出量を約30%削減する。大和ハウスは、実証実験で採用して効果検証した環境技術を、今後設計・施工する有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などに活用する。【大和ハウス工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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