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環境ニュース[国内]

住友商事、インドネシアに3万5000kWの地熱発電所を建設

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.10.09 【情報源】企業/2013.10.07 発表

 住友商事は、インドネシアで国営石油ガス会社、プルタミナの地熱発電子会社、PGEから地熱発電所の建設工事を受注した。土木据え付けを含む一括請負工事契約となり、同国のエンジニアリング大手、レカヤサと住友商事の共同事業体が、首都ジャカルタのあるジャワ島の西ジャワ州に造る。2015年7月の完成を予定している。
 受注したのは「カモジャン地熱発電所」と呼ぶ発電所の5号機となり、3万5000kWの発電容量がある。西ジャワ州の州都バンドンから約40kmに位置するガルット市に建設する。工期は23カ月で、主要機器の地熱蒸気タービンや発電機は富士電機が製造・納入し、レカヤサが発電所と配管などの土木・据え付けを担当する。
 住友商事は、富士電機やレカヤサと組んでインドネシアの地熱発電プロジェクトに力を入れ、今回は住友商事にとって同国で9件目となる。近年では2009年にジャワ島に完成した117MW(11万7000kW)やスラウェシ島で2011年に完工した2万kW、スマトラ島に2012年完成の11万kWがあり、高く評価されている。
 世界最大の地熱エネルギー保有国のインドネシアは、2900万kWの潜在能力があるとされる。しかし、利用率は約5%、設備容量で134万kWにとどまり、政府は400万kW規模の新規プロジェクトを計画している。住友商事は今後も、同国をはじめ各地で地熱発電プロジェクトの受注を推進する。【住友商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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