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環境ニュース[国内]

ランクセス、低燃費タイヤ普及狙いに「運送車両向け計算アプリ」日本語版公開

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.04.14 【情報源】企業/2014.04.08 発表

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスは、低燃費タイヤの普及を狙いに「運送車両向け計算アプリ」の日本語版をウェブサイトで4月8日に公開した。同日の「タイヤの日」に合わせた。このアプリは、運送会社用に設計した計算プログラムで、保有する車両を低燃費タイヤに切り替えた場合にどの程度燃料が削減できるか試算できる。
 運送車両向け計算アプリは、ランクセスがドイツのミュンヘン工科大学と協力して開発した。ウェブサイトで簡単な登録をするだけで無料で利用できる。車両台数、現在の1台あたりの平均燃費や年間走行距離、装着しているタイヤについての各種情報、燃料種別・価格などを画面上で入力すると、削減できるCO2排出量、燃料消費量、燃料代を表示する。
 日本のトラック用タイヤは市販用タイヤ市場の27%を占め、国内貨物総輸送量の90%以上がトラック輸送になっていることから、運送会社が低燃費タイヤを多く導入すると、環境面で大きなメリットが期待できる。ランクセスが欧州で行ったトラック用タイヤの路上テストでは、低燃費タイヤを装着したトラックは従来より燃料消費量を約8.5%低減できた。
 ランクセスはタイヤ産業向け合成ゴムの世界有数メーカーで、さまざまな用途向けの高性能ゴムを展開している。低燃費タイヤに関しては、ゴムの配合で最適な性能が達成できるという。日本では2010年のタイヤラベリング制度開始以来、低燃費タイヤの利用が広がり、乗用車向け夏用市販タイヤの2012年の普及率は約45%と、2010年の約22%の2倍になった。【ランクセス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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