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環境ニュース[国内]

ホンダ、小型HV「フィットハイブリッド」の新型車発売、1L36.4kmの燃費を実現

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.09.09 【情報源】企業/2013.09.05 発表

 ホンダは、小型HV(ハイブリッド車)「フィットハイブリッド」の新型車を9月6日発売する。実走行に近いJC08モードでガソリン1Lあたり36.4kmと国内最高の燃費性能を実現した。価格も163万5000円からに抑え、競合するトヨタ自動車の小型HV「アクア」(1Lあたり35.4km、169万円から)より燃費性能が高く低価格となり、HV市場で優位に立つ。
 フィットハイブリッドは排気量1500ccで、「スポーツ・ハイブリッドiDCD(インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)」と呼ぶ新開発のハイブリッドシステムを搭載した。小型車に適したモーター1つのシンプルなシステムだが、エンジンとモーターを切り離して走ることでモーターだけの電気自動車(EV)走行ができ、EV発進も可能になる。
 走行状況に応じてモーターだけの「EVドライブ」、エンジンとモーターの「ハイブリッドドライブ」、エンジンのみの「エンジンドライブ」の各走行モードから最も効率的なモードを自動選択する。これによって世界でもトップ水準の燃費性能を達成した。電力の回生効率を高めるブレーキシステムや、エンジンの負荷を低減する電動圧縮機も採用した。
 これまでのフィットハイブリッドの燃費は1Lあたり26.4kmで、新型車は10km伸びたことになる。ガソリン車の「フィット」1300ccと1500ccも同時に発売し、1300ccは1Lあたり26.0kmとクラストップ水準の燃費性能を実現している。フィットハイブリッド、フィットともブリヂストンが新車装着用に低燃費タイヤの「ECOPIA(エコピア)EP150」を納入する。 【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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