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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、小型車「パッソ」を一部改良、ガソリン登録車トップの燃費性能

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.04.16 【情報源】企業/2014.04.14 発表

 トヨタ自動車は、小型車「パッソ」を一部改良して4月14日に発売した。高い熱効率で低燃費の新開発のエンジンを搭載したことで、軽自動車やハイブリッド車を除くガソリン登録車でトップの燃費性能を実現した。排気量1.0Lの前輪駆動車で、ガソリン1Lあたり27.6km(実走行に近いJC08モード)走行する。従来型と比べて燃費が約30%向上した。
 37%の最大熱効率を達成した新型の1.0Lエンジンを載せた。熱効率は、エンジン作動のための熱エネルギー(使用した燃料)のうち、動力を生み出すために有効利用された熱量(実際の走行距離につながった燃料)の割合を指す。圧縮比の向上、低フリクション(摩擦)化、バルブタイミングの最適化や、排出ガス再循環システムなどで、熱効率を高めた。
 パッソには、新型エンジンに加えて燃費向上技術を多数採用した。減速時のエネルギーをバッテリーにためる回生機能を強化したほか、空力性能を改善した。1.0Lの前輪駆動車は、停止前の車速が時速約9kmになるとエンジンを停止するアイドリングストップ機能を標準装備する。1Lあたり27.6kmの燃費でCO2排出量は1kmで84gに抑えられる。
 全車に横滑り防止機構(VSC)、駆動力制御装置(TRC)などを標準装備して安全性も高めた。1Lあたり27.6kmの燃費のグレード価格は125万7709円(税込み)から。燃費性能の高い軽自動車並みの燃費を1.0Lのエンジンで実現したことで、軽にはない静粛性や車内空間のゆとりなどをアピールして展開する。月間5000台の販売を目指す。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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