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環境ニュース[国内]

旭硝子、省エネ窓リフォームガラス実証実験を北九州市と実施、高い効果を確認

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.04.21 【情報源】企業/2014.04.15 発表

 旭硝子(AGC)は、省エネ窓リフォーム用Low-Eガラス「アトッチ」の実証実験を北九州市と実施した。年間を通して高い効果を確認した。同市役所本庁舎(小倉北区)10階会議室の既存窓に取り付けた。気温やガラス面の温度などを測定し、アトッチを設置していない会議室と比較したところ、冷暖房のエネルギーが削減でき、快適性も高まった。
 夏と冬のアトッチの省エネ性、快適性の効果実証と、AGCが算出する省エネシミュレーションの正確性検証を目的に実験した。夏は2013年7月31日〜8月14日、冬は2014年1月27日〜2月7日に行った。冷暖房のエネルギー量の削減率は夏が約25%、冬は約38%だった。AGCのシミュレーションは夏が25%、冬32%で、実験とほぼ同じ結果が得られた。
 快適性では、アトッチがないと窓ガラスの温度は夏41.2℃、冬が12.1℃だったが、アトッチを設置すると夏は33.4℃に下がり、冬は17.2℃に上がった。冬の結露もアトッチで大幅に低減できた。北九州市は環境の先進的な取り組みを進め、市役所本庁舎に太陽光発電設備を導入している。今回、全国の自治体で初めてアトッチを入れて実験した。
 アトッチは、既存のビル用窓ガラスに室内側からもう1枚Low-Eガラスを貼り付けてLow-E複層ガラスと同等の性能にする改修用商品で、2012年7月に販売を始めた。1窓あたり30分〜1時間の短時間で施工できる。既存ガラスを使うため改修後の廃棄がない。遮熱フィルムのような定期的な張り替えの必要がなく、メンテナンスコストも削減する。【旭硝子(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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