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環境ニュース[国内]

丸紅、100%子会社が長野県茅野市に建設した小水力発電所が完成、運転を開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.05.28 【情報源】企業/2014.05.26 発表

 丸紅の100%子会社で水力発電事業の三峰川(みぶがわ)電力が建設した小水力発電所「蓼科第二発電所」が完成し、商業運転を始めた。同発電所は長野県茅野市にあり、5月26日に完成式を実施して祝った。三峰川電力が事業主となり、発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して売電する。
 蓼科第二発電所は農業用水路に設け、141kWの出力がある。一般家庭約270世帯分の年間電力消費量にあたる発電電力量を見込んでいる。三峰川電力が保有して2011年6月から運転している同市の小水力発電所「蓼科発電所」(出力260kW)と同一水系にあり、メンテナンス効率化など相乗効果が期待できる。
 三峰川電力はこれまで、蓼科発電所の運営で経験を積むとともに、茅野市や地元の土地改良区と良好な関係を構築してきた。今回、潜在資源の有効利用を目的に蓼科第二発電所を造った。蓼科第二発電所は1月に稼働していたが、現地は積雪が多いため雪解けを待って完成式を行い、運転開始を公表した。
 小水力発電は大規模ダム建設と比べて自然環境への負荷が低く、電源の多様化が求められる中、大きな可能性を持つという。丸紅は2006年から長野、山梨県で小水力発電を手掛け、蓼科第二発電所は国内7カ所目の建設だ。今後も開発に取り組み、2020年までに30カ所程度の中・小水力発電所を計画している。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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