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環境ニュース[国内]

コカ・コーラシステム、約80万台の自販機対象に輪番で冷却を停止し電力削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.06.10 【情報源】企業/2014.06.04 発表

 日本コカ・コーラと飲料製品製造・販売のボトラー8社で構成するコカ・コーラシステムは、今夏の自主的な節電対策として、約80万台の飲料自動販売機を対象に、輪番で冷却を停止する。昨夏に続き、2010年夏の最大使用電力と比べて、電力を15%削減する。併せて、2013年から全国で展開している省エネ型の「ピークシフト自販機」の設置を拡大する。
 缶・PET自販機を6つのグループに分け、沖縄県を除く全国で、7月1日〜9月30日の午前9時〜午後8時に冷却運転を順番に止める。午後1〜4時の3時間は全ての自販機が冷却を停止する。輪番の冷却停止は、東日本大震災が起きた2011年の夏に始めた。同年夏は約33%、2012年と2013年の夏は15%の電力を削減した。今夏も2012、2013年と同水準を目指す。
 ピークシフト自販機は、自販機単体で輪番での冷却停止を上回る電力削減効果を実現するとともに、常に適温で飲料が提供できる。冷却用の電力を電力使用がピークになる日中から、比較的電力に余裕がある夜にシフトする仕組みだ。2013年は、目標にした2万5000台を超える2万8000台で導入した。2014年はさらに4万5000台を追加設置する。
 4月に施行された「改正省エネ法」は、午前8時〜午後10時に電気需要の平準化を求めている。ピークシフト自販機は、それより長い午前7時〜午後11時の時間帯で、最長16時間、冷却を止める。電力を最大95%削減しながら冷たい飲料が提供できる。このほか2012年以降は缶・PETの自販機全台で製品ディスプレー部の照明にLED(発光ダイオード)を搭載している。【日本コカ・コーラ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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