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環境ニュース[国内]

京セラなど、ドイツの太陽光発電開発会社と長崎での営農型発電事業推進で合意

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.06.16 【情報源】企業/2014.06.12 発表

 京セラ、九電工などは、ドイツに本拠を置く太陽光発電プロジェクト開発会社、フォトボルト・デベロップメント・パートナーズ(PVDP)と、長崎県佐世保市の離島、宇久島での営農型太陽光発電事業を協力して推進することで合意した。430MW(43万kW)の最大出力があり、京セラグループは太陽電池モジュールを供給する。着工は、2015年度の予定だ。
 この事業は、宇久島の経済活性化・再生を狙いにPVDPが4月から進めている。1500億円の総事業費をかけ、島の面積の約4分の1にあたる約630万m2(東京ドーム約134個分)の用地に太陽光発電所を造る。一般家庭約13万8800世帯の年間消費電力量に相当する約50万MWh(5億kWh)の年間発電量を見込む。約60kmの海底ケーブルを設けて九州電力に売電する。
 宇久島内の農地や耕作放棄地などを土地所有者から借り受けて、太陽光発電所を建設する。農地に支柱を立てて上部の空間に発電設備を取り付けることで、発電所内でも農業ができる。畜産農家に農作業を委託して支援し、島の主要産業になっている農業と、発電事業の両面で地域振興につなげる。営農型の太陽光発電所としては世界最大になるという。
 京セラ製の多結晶シリコン型モジュールを約172万枚設置する。京セラはモジュール供給に加え、グループが九電工とともに施工、保守・管理を手掛ける。ほかに、みずほ銀行がプロジェクトファイナンスと取りまとめを担当する。この3社とオリックスが発電事業会社に出資する。今後地元の協力を受け、自然環境に配慮した設置場所や方法を検討する。【京セラ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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