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環境ニュース[国内]

パナソニック、米EVメーカーのテスラと米国での大規模電池工場の建設協力で合意

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.08.04 【情報源】企業/2014.08.04 発表

 パナソニックは、米国電気自動車(EV)メーカーのテスラモーターズと、米国でのEV用の大規模電池工場建設について協力することで合意した。パナソニックは新工場で、円筒形リチウムイオン電池セルを生産・供給し、セル生産に必要な設備、機械などに投資する。テスラは電池パックの製造コストを削減するとともに、大衆向けEVに必要な生産量を確保する。
 新工場「ギガファクトリー」は、テスラが土地、建物、工場設備を準備し、完成後は、セルや他の部品を使って電池モジュールとパックを製造する。パナソニックは、リチウムイオン電池セルを生産する主要パートナーとして参画し、電池製造の複合施設のうち半分の生産スペースを占める。残り半分で他の供給事業者がモジュールやパックの部品を生産する。
 ギガファクトリーでは、テスラのEVと蓄電システム向けのセル、モジュール、パックを生産する。規模を大きくすることで得られる効果を生かし、セルとパックの製造工程を最適化することでコスト削減を図る。ギガファクトリー内の事業者が部品を供給してEVに適したセルを作ることで、こん包、輸送、関税、在庫管理のコストを減らして価格を抑制する。
 テスラは、2020年までに年間で容量35GWh(3万5000MWh=3500万kWh)相当のセルと50GWh(5万MWh=5000万kWh)相当のパックの製造を計画する。雇用者は同年までに約6500人になると予想している。テスラとパナソニックは今後、販売、運営、投資などの詳細を詰める。需要拡大に対応するため、日本のパナソニック工場で生産するセルも引き続き購入する。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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