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環境ニュース[国内]

ヤマト運輸・ヤマハ発動機、リヤカー付き電動アシスト自転車で効率化など検証

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.09.22 【情報源】企業/2014.09.18 発表

 ヤマト運輸とヤマハ発動機は、リヤカー付きの業務用電動アシスト自転車を集配業務に使用し、効率化や安全性の検証を10月1日に始める。経済産業省と国土交通省の認定を受け、アシスト力を高めた車両を使う。女性や高齢者をはじめ運転免許を持たない人など幅広い人材が活用でき、CO2を排出しない輸送を実現する。東京都町田市で2015年8月末まで行う。
 検証に使うのは、ヤマハ発動機が販売する、リヤカー付き業務用電動アシスト自転車「PAS GEAR CARGO(パスギアカーゴ)」のアシスト力を大きくした車両で、従来は2倍だったペダルを踏む力を3倍に高めた。
 現行の道路交通法施行規則ではアシスト力は2倍までと定められているが、急坂などでスムーズな発進が難しく、特に女性や高齢者にとって身体的な負担が大きいことが課題だった。アシスト力を3倍に引き上げた車両で検証するため、ヤマト運輸とヤマハ発動機は、産業競争力強化法に基づく新事業活動計画に申請。物流用のリヤカー付き電動アシスト自転車の需要創出に伴う自転車産業の活性化、女性や高齢者など雇用機会の拡大、物流でのCO2排出量の削減などが期待できると判断され、9月18日付で認定された。
 検証では、パスギアカーゴを実際の集配に使って走行距離や生産性などさまざまなデータを集め、配送スタッフの使用感や省力化などを分析して実用性を確認する。ヤマト運輸とヤマハ発動機はこれまでも連携し、環境負荷が低い輸送手段としてヤマハ発動機の電動アシスト自転車とリヤカーを連結した車両をヤマト運輸が導入し、都市部で活用してきた。【ヤマト運輸(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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