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環境ニュース[国内]

丸紅、ミャンマーで効率の高い技術を採用した石炭火力発電事業を開発、電力省と合意

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.10.15 【情報源】企業/2014.10.10 発表

 丸紅は、ミャンマーで効率の高い技術を採用した石炭火力発電事業を開発する。同国の電力省と検討を始めることで合意し、事業に関する覚書を10月9日に結んだ。同国の建設会社や、隣国タイの発電事業会社と共同体を組織して事業性を調べる。ミャンマーは経済成長に伴い、電力の安定した供給が重要な課題になっている。
 火力発電所はミャンマー南部のタニンタリー管区メイ地区に造る。2基で出力計1800〜2000MW(180万〜200万kW)の大規模設備で、超々臨界圧技術を導入する。超々臨界圧は蒸気を高温・高圧にして発電効率を高める仕組みで、燃料使用量とCO2排出を低減して環境負荷を抑える。2016年に着工し、2020年に運転を開始する。
 発電所の建設と併せ、タイ中部のバンサパン地区まで送電線を250km敷設し、ミャンマー国内に加えて、タイにも電力を供給する。供給量は、ミャンマーよりタイ向けの方が多くなる。共同体は、丸紅、ミャンマーの建設会社、タイ国営石油・ガスとタイ発電公社のそれぞれの発電事業子会社と、タイの建設会社の計5社で構成する。
 丸紅はこの石炭火力発電所から、電力需要が急増するミャンマーと、継続的な経済成長によって電力需要の増加が見込まれるタイに電力を送ることで、両国の電力安定供給につなげる。丸紅は東南アジアでタイ、フィリピン、カンボジアなどで発電事業に関わり、全世界の持ち分は1万MW(1000万kW)と、日本の商社で最大規模を誇る。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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