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環境ニュース[国内]

日立製作所、鉄道運行会社から英国路線用に新しい近郊車両の優先交渉権を取得

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.10.16 【情報源】企業/2014.10.10 発表

 日立製作所の鉄道システム事業会社、日立レールヨーロッパ(本社・英国)は、オランダに本社を置く鉄道運行会社、アベリオから、新しい標準型近郊車両「AT-200」の234両(70編成)の納入と長期保守契約の優先交渉権を得た。同社が英国北部のスコットランドで運行する路線用だ。日立はAT-200について、今回初めて優先交渉権を獲得した。
 アベリオは英国の鉄道で運行実績が多く、スコットランド運輸省から鉄道運行のフランチャイズ権を獲得している。優先交渉権は3両編成電車46編成と4両編成電車24編成で、アベリオが電化工事中のエジンバラ−グラスゴー線などの走行を予定している。さらに、アベリオが運行するスコットランド内の他の路線も走行できる。
 AT-200は、日立が世界市場向けに開発しているセミ・オーダーの標準型車両「グローバルA-train(トレイン)」の英国市場向け近郊車両で、アルミニウム構体技術を基に設計を最適化し、部品点数の削減と軽量化を図った。スコットランド運輸省が要求するエネルギー効率、軽量化や線路などインフラへの負担の最小化に応える。
 日立は、最高速度で時速160km、長さ23m、耐用年数が35年の車両を提案する。LED発光ダイオード)照明、テーブル、トイレ、空調を標準装備する。全座席に電源コンセントと無線インターネットを備えて通信環境を整備し、通勤客の利便性に配慮する。英国内に建設中の工場で製造し、運行開始が予定される2017年から順次納入する。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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