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環境ニュース[国内]

丸紅など、福島の浮体式ウィンドファーム実証2期工事で浮体のえい航作業開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.11.04 【情報源】企業/2014.10.30 発表

 福島県沖の「浮体式ウィンドファーム実証研究事業」第2期工事で、発電設備用浮体1基のえい航作業が10月30日に始まった。丸紅、三菱商事、三菱重工業、日立製作所、清水建設など10社と東京大学で構成する共同体「福島洋上風力コンソーシアム」が手掛ける。長崎港(長崎市)から小名浜港(同県いわき市)に運び、11月10日に入港する。
 第2期工事は、出力7MW(7000kW)の油圧ドライブ型浮体式洋上風力発電設備の組み立てと実証海域への設置を予定する。浮体は三菱重工の長崎造船所(長崎市)で建造した。小名浜港に到着後、同港で11月上旬〜2015年1月下旬に浮体への風車搭載用の大型クレーンを組み立て、2月上旬から風車を搭載して実証海域にえい航し、設置する。
 第2期工事ではこれまでに、実証研究実施海域でのアンカーチェーン(錨鎖)、海底ケーブルの先行設置と、小名浜港の地盤強化工事などを完了している。現在、三菱重工の神戸造船所二見工場(兵庫県明石市)で風車タワーを製作し、同横浜製作所金沢工場(横浜市金沢区)で風車のナセル(風力を電力に変換する装置)を組み立てている。
 7MWの浮体式洋上風力発電設備の設置は世界初で、実証研究事業は経済産業省から2012年3月に受託した。丸紅がプロジェクトを取りまとめ、東京大学の技術アドバイスを受けて進めている。第1期工事は2013年11月に完了し、沖合約20km地点に出力2MW(2000kW)のダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基を設置・運転している。【福島洋上風力コンソーシアム】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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