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環境ニュース[国内]

丸紅など、福島沖の浮体式ウィンドファーム 実証研究事業で1基の組み立て作業完了

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.07.02 【情報源】企業/2013.06.28 発表

 丸紅、三菱商事、三菱重工業、日立製作所、清水建設など10社と東京大学の共同体「福島洋上風力コンソーシアム」が福島県沖の海上で進める浮体式ウィンドファーム(大規模風力発電所)実証研究事業で、風力発電設備1基の組立作業が完了した。第1期実証研究事業の2MW(2000kW)ダウンウィンド型となり、福島県に向けてえい航を始めた。
 ダウンウィンド型は羽根が風下側を向いている方式を指し、同型の浮体式洋上風力発電設備に関して参画企業の1社、三井造船の千葉事業所(千葉県市原市)で浮体と風車を組み立てた。6月28日に福島県小名浜港(いわき市)へのえい航を開始した。実証研究を行う海域に発電設備を固定するためのアンカーチェーンの設置も完了している。
 発電設備は7月上旬に小名浜港に到着し、7月上旬〜中旬に電気工事と電気系試験を終えた後、7月下旬〜8月初旬に実証研究海域への浮体のえい航と係留作業を実施する。発電設備と併せて設置する浮体式洋上サブステーションは7月中旬に係留する。海底ケーブルは7月下旬〜8月下旬に実証研究海域に敷設・埋設して9月上旬に試運転を始める。
 発電設備の運転開始は10月を予定している。経済産業省から2012年3月に受託した事業で、丸紅がプロジェクトを取りまとめ、三菱商事が事業調査、三菱重工が浮体式洋上風力発電施設、日立が浮体式洋上変電所、清水建設は施工技術を手掛ける。第1期に続く2期では、7MW(7000kW)級の浮体式洋上風力発電設備2基の追加設置を計画している。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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