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環境ニュース[国内]

ローム、スマートコミュニティーに適した規格準拠の通信モジュールの量産開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.01.14 【情報源】企業/2015.01.07 発表

 ロームは、スマートコミュニティー(次世代型環境配慮地域)の構築に適した通信規格「Wi-SUN」に準拠した汎(はん)用無線通信モジュール「BP35A1」の量産と、インターネットによる販売を始めた。汎用Wi-SUNモジュールのネット販売は業界初という。さまざまな機器で容易にWi-SUN通信が実現できる。通信に必要な情報はウェブサイトに掲載した。
 Wi-SUNはワイヤレス・スマート・ユーティリティー・ネットワークの略で、日本では特定小電力無線と呼ばれる920MHz帯に相当する。無線LAN(Wi-Fi)と比べて消費電力が少なく、通信距離が長い利点があり、スマートメーター(次世代電力量計)や交通インフラなどのスマートコミュニティーに最適とされる。Wi-SUNの採用を決めた電力会社もある。
 ロームは今回、月産3万個の量産ラインを確立するとともに、ネット販売に必要な文書や制御ソフトを整えた。BP35A1は日本の特定小電力無線(920MHz帯)の電波法認証も取得済みで、アンテナを内蔵しているため簡単に導入できる。業界トップ水準の受信感度があり、つながりやすいとされている特定省電力無線の中でさらに高い通信品質を実現した。
 BP35A1はスマートコミュニティーだけでなくM2M(機械間の通信)、IoT(モノのインターネット)にも適し、手軽に通信環境が構築できる。Wi-SUNモジュール本体、アダプターボード、アダプターボード用留め具、マザーボード(電子回路基板)を展開する。それぞれ7500円、650円、250円、7500円の標準小売価格を設定した。ネット商社3社が取り扱う。【ローム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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