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JFEエンジ、北海道苫小牧市の農業プラントを拡張、新たに熱源に温泉熱を利用

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.02.03 【情報源】企業/2015.01.30 発表

 JFEエンジニアリングは、北海道苫小牧市の農業プラントを拡張する。新工場を建設し、横浜本社(横浜市鶴見区)の試験温室で開発中の高糖度トマト「スマートルビー」をはじめとした高付加価値品を栽培して出荷する。併せて、プラントの熱源に新たに温泉熱を利用して経済的なプラントモデルを確立する。実証のための温泉の掘削を始めた。
 農業プラントはスマートアグリ(情報通信技術を活用した農業)プラントと呼ぶ。2014年8月からJFEエンジグループの農業生産会社、Jファーム苫小牧が第1、第2工場計1.5haの面積でトマトとベビーリーフを栽培し、北海道内のスーパーなどで販売している。新工場の第3工場は1.0haあり、栽培品種の多様化と各種の熱源の実証を狙って建設する。
 第3工場は11月末までに完成し、スマートルビーの栽培を始める。プラントで生産しているトマトは糖度9前後だが、スマートルビーは同10以上ある。熱源は現在、天然ガスをエネルギー源にするガスエンジンの排熱を活用している。2月中旬からは、木質チップを燃料にしたバイオマスボイラーによる熱源を利用する計画で、準備を進めている。
 これらに加えて今回、プラントが立地する地域で最も入手しやすく経済的な熱源となる温泉熱の利用を実証する。温泉熱を使うと、従来の温風暖房機などによる熱供給と比べて約50%のコストを削減できる。JFEエンジは今後も、全国各地のさまざまなエネルギー資源が活用できるスマートアグリプラントでの新しい農業ビジネスを推進する。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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