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環境ニュース[国内]

丸紅、発電子会社が福島県いわき市に開発のメガソーラー完成、分散配置

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.02.12 【情報源】企業/2015.02.09 発表

 丸紅が100%出資する発電子会社の三峰川(みぶがわ)電力が福島県いわき市に開発した大規模太陽光発電所(メガソーラー)「いわき発電所」が完成し、2014年12月に商業運転を始めた。周辺地域の景観を損なうことなく効率的に発電できるように太陽光パネルを分散して配置するなど、設計を工夫した。2月9日に完工式を実施した。
 いわき発電所は、いわき市の山間地の遊休地を賃借して設けた。2.2MW(2200kW)の出力があり、年間で250万kWhの発電電力を想定している。これは一般家庭約700世帯の年間消費電力量に相当する。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて東北電力に2034年11月まで20年間売電する。
 いわき発電所は山間部に開けている8つのエリアに太陽光パネルを分けて配置した。伐採を最低限にして景観を保ちながら効率よく発電を可能にした。丸紅と三峰川電力が強みにする再生可能エネルギーを中心にした電源開発力を生かした。運営では三峰川電力が保有する50年以上の発電所運転のノウハウを活用する。
 丸紅は国内で大規模太陽光発電所の開発を推進し、大分市の出力82MW(8万2000kW)、三重、愛知県の木曽岬干拓地の49MW(4万9000kW)が運転を始めた。三峰川電力では今回のほか、北海道清水町の5カ所計4.3MW(4300kW)などが稼働している。開発中の案件を含め、丸紅と三峰川電力で計約200MW(20万kW)にのぼる。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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