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環境ニュース[国内]

横浜ゴム、FCV向け水素ステーションで使用する高圧水素ガス用ホースを本格展開

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.02.27 【情報源】企業/2015.02.25 発表

 横浜ゴムは、燃料電池車(FCV)向けの水素ステーションで使用する高圧水素ガス用ホース「ibar HG70」を本格展開する。年内の販売開始を予定している。このホースは岩谷産業子会社で産業ガス事業の岩谷瓦斯と共同開発し、各地で実証実験に利用されている。今後、2016年3月末までに建設が計画されるステーションで使われる。
 ibar HG70はFCVに燃料の水素を充てんするディスペンサー(液体定量吐出装置)用ホースで、水素充てん圧力70MPa(メガパスカル)に対応する。一般的な高圧水素ガス用ホースが使用している鋼線ではなく特殊合成繊維を補強層に採用し、軽量で柔軟性に優れるホースにした。販売済みの35MPa用ホース「ibar HG35」の知見を踏まえた。
 トヨタ自動車が量産FCVを2014年12月に発売したことなどを受け、水素ステーションの増加が予想されることから、横浜ゴムはibar HG70の拡大を目指す。ibar HG70は水素・燃料電池関連展「第11回国際水素・燃料電池展」(2月25〜27日、東京ビッグサイト)の岩谷産業と水素供給・利用技術研究組合(HySUT)の出展スペースに展示する。
 「水素及び燃料電池の自動車に関する世界技術規則」が2014年5月に国内に導入されたことに伴い、高圧ガス保安法に基づく容器保安規則が改正された。国際基準と同等の87.5MPaで水素充てんが可能になり、横浜ゴムは現在、87.5MPa対応ホースの開発に取り組んでいる。将来はステーション建設が進む米国や欧州での展開も視野に入れる。【横浜ゴム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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