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環境ニュース[国内]

東京ガス、水素ステーションでの燃料電池車向け販売価格を1kg1100円に決定

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.01.15 【情報源】企業/2015.01.08 発表

 東京ガスは、水素ステーションでの燃料電池車(FCV)向けの水素販売価格を1kg1100円(税別)に決めた。トヨタ自動車が12月15日に発売した世界で初めての量産FCV「MIRAI(ミライ)」を踏まえ、顧客の経済性を考慮して同じ車格のハイブリッド車(HV)が同程度の距離を走行する際に必要になるガソリン代の水準に設定した。
 関東地区で初めての商用水素ステーションとして東京・練馬区に12月18日開設した「練馬水素ステーション」での販売に適用される。ミライの納車はまだといい、同ステーション開所後の利用はない。資源エネルギー庁がまとめた「水素・燃料電池戦略ロードマップ」に掲げられた販売価格の実現に向けて検討し、1100円にした。
 ロードマップは、2015年のFCV市場導入当初にガソリン車の燃料代と同等以下になることと2020年ごろにHVの燃料代と同等以下になることを目指す、などと記載している。商用水素ステーションの販売価格では、JX日鉱日石エネルギーが12月25日に自社の1号店を神奈川県海老名市に開設すると同時に、1000円(税別)に設定した。
 東京ガスの価格はJXエネルギーより100円高いが、「他社の販売価格を意識することなく、ロードマップに従って独自に試算して決めた」とし、価格の変更は当面ないという。東京ガスは、練馬水素ステーションに続く2カ所目の商用水素ステーション「浦和水素ステーション」(さいたま市桜区)の開所を2015年度に予定する。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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