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三菱商事復興支援財団、福島県南相馬市の農業会社支援で出資、トマト菜園建設

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.03.03 【情報源】企業/2015.02.26 発表

 三菱商事が立ち上げた公益財団法人の三菱商事復興支援財団は、東日本大震災被災地の福島県南相馬市の農業会社、南相馬復興アグリを支援するため5000万円を出資した。太陽光利用型植物工場のトマト菜園を建設する。2月26日に起工式を行った。11月末の完成を予定し、12月に栽培を始める。
 南相馬復興アグリは、震災の影響で風評被害に悩まされている南相馬市の農業復興を目的に、2013年1月に設立した。生鮮トマトの生産・販売などを事業にする。今回、約2.4haの工業用地に栽培面積約1.5haの環境制御型養液栽培施設(大型温室)と出荷棟、管理棟などを備えるトマト菜園を設けることにした。
 完成後の12月にトマトの苗の植え付けなど栽培を開始し、2016年春の出荷を目指す。2018年度に年間660tの生産と、約2億円の売り上げを目標にする。トマト菜園によって地元を中心に約35人の雇用を創出するともに、菜園経営を通じて農業技術と経営管理の面で人材育成を進め、地域の農業復興に役立てる。
 南相馬復興アグリが南相馬市の雇用創出と地域経済活性化を目指していることに着目し、三菱商事復興支援財団は支援を決めた。南相馬復興アグリは同市のあぶくま信用金庫などの融資支援も受けている。被災地はまだ再建の途上にあり、三菱商事復興支援財団は今後も産業振興や地域再生につながる支援を続ける。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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