一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

横河電機、サウジアラビアのコンバインドサイクル発電所向け制御システム受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.06 【情報源】企業/2015.03.02 発表

 横河電機のサウジアラビア子会社、ヨコガワ・サウジアラビアは、サウジアラビア電力公社(SEC)から大型コンバインドサイクル発電所2カ所向けの制御システムを同時に受注した。発電所は「PP13発電所」「PP14発電所」で、SECが同国の首都リヤドに造る。どちらも2系列の発電ブロックで構成した大規模発電所で、総出力は198万kWを見込む。
 コンバインドサイクル発電はガスタービンで発電した後、その排熱で発生させた蒸気で蒸気タービンも回して発電する高効率の発電システムを指し、CO2排出量を抑えられる。PP13発電所は第1系列が2016年5月、第2は同年10月、PP14発電所は第1が同年11月、第2は2017年4月の運転開始を予定する。横河とSECとの信頼関係が受注につながった。
 横河は、両発電所のガスタービン、排熱回収ボイラー、蒸気タービンを統括して監視するとともに、発電所内の電気系統を制御する統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」と、運転訓練シミュレーターを納入する。エンジニアリング、据え付け支援、試運転支援、運転員訓練支援も手掛ける。製品は2016年上半期に納める。
 この受注でSECが運営する発電所約1000万kW相当が、横河の制御システムで監視・制御されることになる。横河は、エンジニアリングと保守サービス機能を持つヨコガワ・サウジアラビアとヨコガワ・サービス・サウジアラビアを2006、2007年に設立した。受注にあたり、製品の信頼性に加え、現地エンジニアの育成や雇用創出を支援していることも評価された。【横河電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク