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環境ニュース[国内]

デンマーク、新たな洋上ウインドファームの電力は最安値で供給と発表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.03.12 【情報源】/2015.02.27 発表

 デンマーク気候・エネルギー・建物省は、新たな洋上ウインドファームHorns Rev 3の入札の結果、キロワット時当たり10.31ユーロセントで電力が供給されることが合意されたと発表した。この価格はデンマークが前回建設した洋上ウインドファームの価格より32パーセントも低く、国外、特に風力発電で最大のマーケットであるイギリスで現在建設中のウインドパークと比べても、きわめて低価格だという。この価格は、補助金の対象となる今後11-12年間継続され、その後は電力は市場価格で供給される。
 同省によると、低価格が実現できた要因は主に風力発電産業の技術的発展の成果と入札プロセスにあるといい、入札参加者らとの長期にわたる対話と交渉や、参加企業を事前4社に絞った良好な競争環境も奏功したとしている。
ピーターセン気候・エネルギー・建物大臣は、「低価格はデンマークだけでなく、国際社会のグリーン化にも望ましいことである。風力発電の価格の低下は、洋上風力発電が、従来の化石燃料による発電に代わる、競争力のある有望な電源になる道筋にあることを意味している」と述べた。この施設の建設で、2020年の電力消費量における風力発電部門の比率は4.8%ポイント増加し、51.0%となる見通しである。落札者はVattenfall Vindkraft A/S社。【デンマーク気候・エネルギー・建物省】

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