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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、食品廃棄の削減に貢献した32団体を表彰

ごみ・リサイクル】 【掲載日】2015.03.20 【情報源】/2015.03.06 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、持続可能な材料管理(SMM)プログラムの一部として実施している「食品回収チャレンジ(FRC)」で、食品の無駄・廃棄を削減し、それにより自然資源の保全を促進する優れた活動を行った32団体を表彰した。
 FRCは、食品の無駄や廃棄を回避あるいは削減するため、団体や企業と協力して実施しているEPAの取組である。参加者は、食品小売店、教育機関、ホテル、レストランなどで、食品の購入量削減、余分の食品の寄付、堆肥化を実施し、自らのコストを削減しつつ、地域の支援と環境保護の実現を目指す。
 今回の受賞者の一つ、MGMリゾーツ・インターナショナル(ホテル、リゾート・宿泊施設、企業部門)では、13のリゾート施設で合計2万5398トンの食品廃棄物を、埋め立て処分にせず堆肥化することに成功した。これは2012年の実績から50%の増加である。これを実現するため、MGMは、飲食施設で廃棄される残飯の堆肥化率を大幅に向上させ、土壌改良材や飼料に転換した。従業員食堂においても同様の廃棄物削減に取り組んだという。
 2012年、アメリカ全体では約3500万トンの食品が廃棄された。食品は埋立処分される廃棄物のうち最大部分を占める。埋め立て処分された食品は分解して、温室効果二酸化炭素の25倍というメタンガスを生成する。【アメリカ環境保護庁】

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