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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車・マツダ、協力関係構築の覚書に調印、環境技術などで協業を検討

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.05.18 【情報源】企業/2015.05.13 発表

 トヨタ自動車とマツダは、両社の経営資源の活用や商品・技術の補完など相互に相乗効果を発揮する継続的な協力関係の構築に向けた覚書に調印した。今後両社で検討委員会を組織し、環境技術、先進安全技術などで具体的な協業の検討を始める。環境に配慮した自動車の開発競争が激化する中、包括的に協力して競争力を高める。
 トヨタとマツダはこれまでも、トヨタのハイブリッドシステム技術のマツダへのライセンス供与や、マツダのメキシコ工場でのトヨタの小型車生産など、業務提携を行っている。今回の協業検討では従来の個別分野の枠組みを超え、車が持つ魅力をさらに高めていくことを念頭に、中長期的な視点に立って幅広い相互協力を目指す。
 協業の内容は検討委員会で詰めるが、環境分野ではトヨタが2014年12月に発売した世界初の量産燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」や、プラグインハイブリッド車(PHV)の技術をマツダに供与する見通しとなる。マツダはガソリン・ディーゼルエンジンの燃費を改善する独自技術「スカイアクティブ」を提供するとみられる。
 世界で環境対応車の普及や環境規制の強化が進む中、両社はそれぞれの得意分野で技術や車種を補完し、先進的な環境対応車の開発に必要なコストを抑え、開発の速度を速める。マツダの小飼雅道社長は「トヨタの知見で新しい価値が生み出せる」と期待を示した。現段階での資本提携についてはトヨタの豊田章男社長が否定した。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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