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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、ロシア沿海地方で農業プラントの事業モデル策定で合意

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.06.22 【情報源】企業/2015.06.18 発表

 JFEエンジニアリングは、ロシア極東の日本海沿岸に位置する沿海地方で農業プラントの事業モデルを策定することで沿海地方政府と合意した。沿海地方に適した農業プラント「スマートアグリ(情報通信技術を活用した農業)プラント」のモデルを共同で作る。JFEエンジが日本で実施している農業プラントの栽培実績を基にする。
 沿海地方政府は、安全で安心な野菜を年間を通して地元で生産できる温室栽培の推進を重要施策にしている。ウラジオストク周辺の沿海地方は、夏には地元産の野菜が入手できるものの、冬には温室での野菜栽培が行われていない。そのため、さまざまな作物が効率的に1年中生産できるJFEエンジのスマートアグリプラントに注目した。
 合意を受けてJFEエンジと沿海地方政府は今後ワーキングチームを立ち上げる。JFEエンジが北海道苫小牧市に設けたスマートアグリプラントの設備や栽培実績をベースに、沿海地方の気象条件やエネルギー資源などに最も適合するプラントの事業モデルを策定する。JFEエンジの副社長と沿海地方政府の農業食糧局局長が合意した。
 JFEエンジは2014年8月に苫小牧市にスマートアグリプラントを設置して野菜を生産している。野菜は北海道のスーパーなどで販売されている。天然ガスや木質バイオマスがエネルギー源だ。約3.8haの敷地に0.5haのトマト栽培棟、1haのベビーリーフ栽培棟やエネルギー棟などを備え、年間でトマト150t、ベビーリーフ115tの生産を目標にする。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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